まるまる二日間、ほとんどつきっきりで書き上げた銀魂妖精パロが、グラハム・スペクター初登場の 「Cry for the moon」 より短かったときの驚きと言ったらありません。書き上げましたー、ここしばらく銀魂とは倦怠期に突入した付き合い始めて三年目のカップルみたいな関係でしたが、この数日間でその穴を埋めるが如く濃密でねっとりした時間を経て書き上げましたよ妖精パロ、うすうす予感していたとはいえまさかの一万字突破です。パフェを食べる話だけで3000字を超えました、・・ちょ、それカラフル一本分なんですけどォー! グラハムのはただ書きたい場面を繋ぎ合わせていたらフリーダム杉・・違う、フリーダムグラハムの長セリフのせいであれよあれよと長くなってしまったというのが事の真相ですが、今回は書きたい場面と書きたい筋道がある程度かみ合ってくれたので調子に乗って書き殴っていたら一万超えたというのが事の真相です、どちらにしろ褒められたもんじゃない。以前(のらくら記を絶賛書き進めていた時期)なら二行で終わらす描写を、一段落使って書き込んでりゃ大した山場、盛り上がりはないのにこんな分量になるってもんでさァな。直前までどうしようどうしようとうだうだ言っていたヒロインについても書きながらちゃんと固まってきたので、彼女については実際にアップしたときにいろいろ吐露させていただこうかしらと思っているのですが、それにしたって・・・妖精書くのだんだん慣れてきた私がいるんですけどちょっと。
―――――――(本文より一部抜粋、ネタバレばっちこいな方のみ反転プリーズ)
デフォルト名:彩灯(あやひ)
睨みつけていた天井から動かした視線の先、銀時の片膝には足をぶらぶらさせながら座る彩灯がいる。珍しくテレビすらついていない部屋の中で、時計が刻む秒針の音と表から聞こえてくる音だけがゆるゆると流れる。空気にほどける静寂、とかく騒がしい万事屋において実に貴重な平穏は、しかし彩灯にとって退屈以外の何物でもないのだろう。小さな背中が落ち着かない様子で前後にゆらゆら揺れている。やがてきょときょと首を動かした彩灯は、目の前に座った新八や神楽の真似をするように背中を大きく後ろにそらして天井を仰いだ。バランスを保つためか、それまでぶらぶらさせていた足をぴんっと前に突っ張らせる仕草が銀時の笑いを誘う。
―――――――
・・・・カラフルを書くようになってからこっち、ヒロインを含めたキャラたちの様子を 撮影 するようなイメージで文字に起こしている私が一番気をつけているのは、カメラワークとキャラの言動で、特に後者の妄想が具体的であればあるほどがりっがり書き込んでいけるわけなんですが・・・明らかに、ダブルオーの妖精パロを通して妖精を書けば書くほどその妄想が具体化しているような気がしま、す。ただひたすらに私の萌えポイント だけ を突くブツばかりが量産されているような気がするんですが、あ・・やっぱ気のせいじゃないよね。夕飯食べながら時々フッて遠くを見るような目になるのはやっぱりそういう理由です、我ながら痛々しい。ほんと、窓開けてたらいつか妖精迷い込んでこないかな← 次のネタも頭には浮かんでいるんですが、ほぼ百パーセントヒロインでてこないのでこれを形にしてもいいものかどうか・・みなさまの反応を見てから決めたいと思います。あー、妖精とかちみっことか妖精とかちみっことか増えないかなぁ←
せっかく全然違う子をイメージして銀魂妖精パロに手を出すんなら、デフォルトの名前も違うのにしようと思い立った深夜12時。「うん、これならしっくりくる」 と止まらぬによによを浮かべながら見遣った時計は1時半でした、ほんと私何やってんだろ。でも人気の名前ランキング、とか見るのは普通に楽しかったです。男の子では 「悠人」 とか 「颯斗(はると)」 とか、「~と」 というのが流行っているようで・・・あれ、私のH.Nってばもしかして時代の先取りしたんじゃね?とによによ← でもパッと見たときに、どうにも読みにくい名前が多くて一苦労でした・・漢字の並びはごっさかわいいんだけど、あれこれってなんて読むんだろ?みたいな、まァあの読みにあの漢字を当てた私が言えた義理ではないんですけどね。女の子の名前で、最後に の が付く響きが大変可愛らしくて好きです、例えば ひなの とか ゆきの とか、あやの とかね・・・・・ん、綾乃・・?あ、なんか開けちゃいけない記憶の扉開けそうになってるから南京錠かけて封印しておこうそうしよう。そんなこんなでのっそり、という割には比較的ハイペースで銀魂妖精パロを書き綴っています、久々の台詞回しに私の脳ミソがパーンなりそうです。グラハム・スペクターのときは一人で頭パーンなりそうになりましたが万事屋は三人ですからね、多分もう後頭部のどっかの血管パーンいってます。ひっさびさに銀魂書いてみて、やっぱりこの半年・・一年弱?で文章の書き方とか言葉の繋ぎ方とか描き方とか、随分変わったんだなぁとしみじみ。カラフル書いてるときはあんま意識してなかったんですけどねー・・やっぱあれか、ティエリアがあんま喋んないのが原因か。あいだを埋めるために地の文書き込んでたらこうなったのか、なるほど銀魂・・というかのらくら記書き続けてたらこういう変化はなかったのやもしれません。他にも、恋愛要素をまったく含んでいない関係性を それらしく 書くことの楽しさに目覚めたのもカラフルだと思います、恋愛感情だけがつながりじゃないよね!・・ないよね! というわけなので、銀魂妖精パロに恋愛要素は 皆 無 です。00妖精パロも書いている人間としてはあの二人のあいだに恋愛感情みたいなのはまったくないイメージですし、輸入してきた銀魂はそれに輪をかけたように甘酸っぱい感じがありません。書きたいことといったらただひたすらに、「なんかちっさいのと銀さん」 とか 「なんかちっさいのと万事屋」 が書きたいだけなので、ゆめしょーせつという概念にとらわれず書き殴ったらやっぱりそういう流れになりつつあります。・・・星の数ほどあるゆめしょーせつサイト、こんなん少しぐらいあっても許される、よね・・きっと← てゆーかあれだ、妖精もっと増えないかな、全体的に。みんなもっとやればいいと思うよ、妖精パロとかちみっことか!←
○お返事○
2/11 1:39 銀魂の妖精パロ、~ のあなたへ
>> コメントありがとうございますー! 本文にもあるとおり、現在ノリノリで絶賛執筆中であります。・・本文にもあるとおり、ゆめしょーせつというものの定義から大きく外れたものになりそうな予感がヒシヒシとしていますが、それでも楽しんでいただけるようなものにすべく頑張っています。そう遠からずアップすることになると思うので、その際には是非よろしくお願いしますー! //
銀魂妖精パロ、さっそく反響をいただいてうはうはしています。何がビックリしたって夏人の姉御の食いつきの早さにビックリしました、さすがです。このもやもやを解消するため、なんかツラツラ考えていたりする現在、目下の問題はヒロインです。いい加減使いまわしが激しいあの子はある意味出張中のようなもんだしなー、とりあえずあっちで一区切りつかないとなんか書きにくい・・・と考えると、新しいタイプの子を想定するのが一番いいかなぁとか、どうせだしこの機会にチャレンジしてみるのもありかもなぁとか。イメージはやっぱ夏目友人帳のタマちゃんかなぁとか、ああそうか私はただ なんかちっさい存在 が慈しまれてる画が好きなだけかと、ちみっこブームの派生がこれかと・・新しい世界の扉ばっちりきっかり開けてんじゃねーか、全開じゃねーかコノヤロー! でもなぁ、姉御の 「身内にはツンデレな銀さん」 も捨てがたい・・それだとやっぱ、妖精は銀さんのことある程度好き好き!じゃないと成立が難しくなるよね・・いや、銀さんも妖精も互いに関して案外サッパリしてて、でもいざというときにはきらめくって路線がいいか、むしろそっちのがによによしますが、ものは試しととりあえず書こうとしてるだけの現状で、「いざ」 という場面までちゃんと書ける気がしません。「妖精」 というポイントを生かしきれない羽目になるような気が。そういえば00妖精パロのティエリアはカラフルよかツンデレが激しく、なんか今書いてるバレンタインネタではヒロインもツンデレに走りつつあるんですけど、何、妖精パロの基本はツンデレですか? でもなんかちっさくて脆くて簡単に壊れてしまいそうなものを目の前にしたときの万事屋ファミリーを書いてみたい、ような・・・・うーんなかなか形になってこないなァ、ただの浮気性ともいう。てゆーかこれ、だれか書いてくんないかな、銀魂妖精パロ。銀さんとなんかちっさな生きもの、っていう構図で誰か書いてくれないかな、ピンポイント需要のような気がヒシヒシとするけれども←
あー沙慈が好きです。引き金は引けないけど、そのなかで戦うってそういう決断をした彼が好きです。そんでそれを認めて手を伸ばす刹那も好きです。この二人は私の中で別格です、さすがダブル主人公、魅せてくれます。・・最後の最後、みんなが何か大事なもの、守りたいものの名前を呟いて出撃していくところ。わたしはティエリアがそこでまたヴェーダを持ち出してきたことがなんというか、寂しい、ような・・沙慈と刹那のやりとりで私はぽろぽろ泣いてしまっていたんですが、最後でなんか哀しくて泣けちった・・・・そっかぁ、ティエリアにとってヴェーダの存在はやっぱりそれだけ大きいものなんだなぁ。もちろんそこにはイノベイターの鼻を明かしてやろう(・・なんかこーゆー表現すると途端に可愛らしく聞こえるのは私だけ?)っていうミッションがあって決意があって、だと思うのですが・・そっかぁ、ティエリアはそうかぁ・・・。
「ちょ、何点やった?」
教室の中にはざわめきが満ちている、次々に返却されてくるテストを受け取って、赤くなったり青くなったりする友人たちの顔。近くの席に座った友人の手元を覗き込み、並んでいる赤丸の数に私の口元が引きつるのが分かる。勉強してないとか言ってたくせにやっぱりしてやがったなコマ井のやつ、そうだよコイツはこういう奴だよ、いちいち彼女の謙遜を真に受けて、いちいちテスト前にホッとする私のほうに問題があるんじゃないかとかそんな正論はノーサンキュー。
「・・・・・・・・・・・・うーわ、」
「何それ!? 私、なんだかんだ勉強したし!」
だったらそれをテスト前に言え。私はそう言いかけて、けれどテスト前に聞かされていたら全力で顔を青くしていることが簡単に目に浮かんで言葉を飲み込む。結局、勉強しなきゃ勉強しなきゃと思いつつ、ネットラジオに現を抜かしていた自分が悪いのだ、わかっている。明日ある集団面接のための対策だってまったくのノープランだ、当たって砕けてくるつもりだが再生不可能なところまでぶっ壊されたらどうしようとか思ってる割に、笑顔動画にアクセスする自分が悪いのだ、わかっている。
あーあ、これで何度目だよ。皮肉に口元をゆがめて私は席を立つ、赤い直線が目立っているであろう解答用紙を受け取るために。幸い、学籍番号が後ろのほうの私が教卓にたどり着こうと、既に自分のテスト回答を受け取った連中は目もくれない。まったくもってラッキーだ、覚悟していても受けるショックはやはり大きいに決まっている。
目の前に差し出された解答用紙にざっと目を通し―――そして私は絶句する。解答欄を大きくひとまとめにするように記されている赤丸ひとつ・・・・・え、うそ、何コレどういうこと? ちょ、え、・・・・・え?
「・・・・・・・・よくがんばったな」
そう言って私の頭にぽん、と大きなてのひらが触れる。体の芯にじんと響く心地よい低音が降ってきて、思考が止まった。ゆるゆると持ち上げた視線の先で、滅多に笑わない先生が小さな笑みをのぞかせている。
「・・・た、大佐・・・・・・!」
なんて夢オチ、我ながらビックリして跳ね起きた午前六時。最後の最後は確実に笑うところだと思います、先生って言いながら大佐って呼ぶ私。どんだけ大佐好きだったんだっていうね、しかもどんだけテストのこと気にかかっているんだろうっていうね。ところどころ誇張しまくりましたが、大筋はマジです。ホレイショの声に夢の中でもきゅんきゅんしてたという薄らぼんやりした記憶が在ります、なんか心底喜んでた・・・うわぁ、私・・うわぁ↓ 冷静になった今では自分でもドン引きですが、でも朝の目覚めは妙にテンションの高い状態でした。「うは、ちょ、大佐出てきた・・!」 ってなってた・・・・うわぁ、私・・うわぁ。今日も私はこたつむり、テスト勉強すすまない、集団面接ちょう怖い、誰か私を嫁にして。(なんとなくリズムに乗ってみたりして、なんたる現実逃避)