先週末は土曜出勤で生きる希望が見つからなかったので、自分を慰めるため、仕事帰りに漫画喫茶よって帰りました。七時間弱。おうちに帰ってきたのは2時とかでした。昨日土曜日はうちでタコパ(たこ焼きパーティ)でした。借りてきたエヴァ:破見ました。メガネ!メガネ!今度の三連休は夏人の姐御と柚子ぼんを大阪に招き、00映画鑑賞とUSJです。休日に楽しい予定がないと平日つらくて生きられません。明日は朝8時までに3時間弱かけて姫路にある工場までいってラインテストしてこなきゃなりません工場爆発しねーかな←
先週末の漫画喫茶で、「花と悪魔」にドツボつかれました。幼女はほんとたまらんですね。・・・あれっ、変な意味じゃないよ? 漫画自体すごく面白かったんですが、ティエリアみたいのがいたことにもテンション上がりました。姿かたちは別物なので最初はあまり意識していなかったんですが、読めば読むほど大変いいティエリアさまがおられました。やっぱり私はデレよりツン要素の強いティエリア様が好きならしい。で、グーグル先生に聞いてみたら、ドラマCDでのキャストがひろCでお茶吹きました。しかもヒロインが菜々子の中の人でうっかり殺されるかと思いました。ひろCに対するコメが右から左に流れていく中、私は画面の前で菜々子に悶えていました。か、かわゆ・・! 「書いちゃえYO!」 って言われてるとしか思えなかったので、折りたたみで花と悪魔、もとい悪魔と人間パロです。前回のぬら孫と同じく、全然続くつもりだけど反応をうかがいがてらアップしてみるなんてね、そんなあざとい感じ。なんていうかざっくりこれを書いてみて、やっぱり私はティエリアが書きたいんだってことに気付きました。書きたいんだけど、次のカラフルでどう手を打ったらいいのかわからず手をこまねいているんだなって。ツンなんだけどデレなティエリアが書きたいんだなって←
○コメントレス○
ユキさまへ
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ぬら孫へのコメントありがとうございますーっ、笑っていただければ幸いです。・・・っていうかその、笑ってもらっちゃってなんかほんとスンマセン、思いついたら書かずにはいられなかったんだ・・orz じゅんじゅん素敵ですよね、ほんと。昼若も夜若もほんとたまりません。続き読みたいとおっしゃっていただけて大変うれしいです、後篇は昼若とも絡ませたい所存であります。それから、か、カラフルではありませんが、ものっそい久しぶりにティエリア書いてみました・・!よければ折りたたみ記事にも目を通してみて頂けると嬉しいです。ツンでデレなティエリアは、嫌いですか・・?(きれいなお姉さんは、嫌いですか?みたいなノリで) //
川泉さまへ
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コメントありがとうございますー、笑っていただければ幸いですっていうか笑ってくださいお願いしますorz 最初はあんなこと言うつもりなく、夜若をひたすらかっこよく、艶めかしく、色気たっぷりに書こうと一生懸命だったんですが、あんなセリフをぶつけたおかげで落差というか、ギャップみたいのがすごく出たように感じ、そこに満足しました(笑) ・・ゆめしょーせつって・・・なんだっけ・・? //
[3回]
デフォルト名:朱音
最初はほんの、暇つぶしだった。
「ちょ、ダメですって朱音さま! ティエリア様の寝起きの悪さはご存じでしょう!?」「しらないもっ」
「頼むからやめてください! 後で怒られるのは俺なんですって!」
夢も見ないほどの深い眠りは、こうして破られた。天蓋付きの豪奢なベッド、絹の寝具に包まれたティエリアはその美しい眉をひそめ、漏れ聞こえてくる音から逃げるようにベッドの縁で丸くなる。まぶたが紅く透ける、その眩しさがティエリアには耐えられない。扉の向こうから聞こえてくるわめき声を意識からはじき出し、ティエリアは睡魔を抱きしめる。
「ティエリア、おそよう!」
扉を乱暴に開け放つ音がティエリアの耳に届くのとほとんど同時に、彼の体は、ずんとベッドに沈み込む。腹の上にかかる重みが呼吸を乱し、圧迫感と息苦しさが睡魔を殺した。やがて観念したようにまぶたが震え、鮮烈な殺意すら宿る深紅の瞳が姿を現す。どんな宝物にも勝るとも劣らない紅玉に映るのは、小さな子ども。
「・・・朝は入れるなと言ったはずだが」
「止めようとはしましたよ、聞いてたでしょう」
「努力だけで評価されると思わないことだ、ロックオン・ストラトス」
「・・肝に銘じておきます」
「ティエリア!」
片手で両のまぶたを覆い、差し込む朝日をできる限り視界に入れまいとしていたティエリアは、突然の鋭い声音に眉根を寄せる。手のひらの隙間から見れば、腹の上にまたがった子どもがひどく不機嫌そうな表情でこちらを見下ろしているではないか。心地よい睡眠を妨害された自分が不機嫌になるならまだしも、叩き起しに来た人間にそんな表情をされる謂れなどない。ティエリアは不機嫌を乗せた溜息を吐き出す。
「ティエリア!」
「・・・・・朝っぱらから五月蠅い。キャンキャン喚くな」
ティエリア様!、という執事の言葉を、もちろん彼は聞き流す。
「ティエリア、おきるのおそい!」
「・・・それの何が悪い。眩しいのは嫌いなんだ」
「きのう、いっしょにあさごはん食べるって、やくそくしたのにっ」
「・・そんな約束、した覚えはない」
元から守れないと分かっている約束など、誰がするものか。
「したもん! ティエリアがおひるねしてるとき!」
「・・・・・・・・・・・・・」
呆れかえったように、困り果てたようにティエリアは再び溜息を吐く。子どもという生き物が総じてこういうものなのか、それともこの子どもだけのことなのか。理屈とか理論とか、そういうティエリアにとって当たり前のものの通じない存在は、未だに彼の理解からは程遠いものの、けれど “そういうもの” なのだと思えば納得できた。子どもは、小さなくちびるをきゅうっと引き結び、砂糖菓子のような頬をまあるく膨れさせている。こちらを精いっぱい横目でにらみ、見返す深紅に気付いてふいっとそっぽを向く。ティエリアは軽いため息をついた後、手のひらの陰でひそやかに口元を綻ばせた。むくれる頬に手を伸ばす。
「・・もう朝食は食べたか」
「ティエリアおそいんだもっ」
「まだ昼と夜がある。・・それで機嫌を直せ」
「・・・・・っ、やッ!」
「朱音」
諌めるように、言い聞かせるように静かな声音で名を紡げば、子どもは弾かれたように身を震わせた。首をすくめ、両腕で雨風から守るように顔を隠す。それはほとんど本能に基づいた反射的な行動なのだろう。ティエリアがこの子どもに手を上げることなど万に一つだってありえないし、第一ティエリアの庇護下にあるこの子どもは雨風から自分の身を守る必要すらないのだから。
「・・・・・・おやつ、は?」
「ああ」
「ケーキ、いっしょにたべてくれる?」
「ああ」
ぱぁっと花が開くように子どもの表情が一気に綻ぶ。顔をくしゃくしゃにして笑う様に、ティエリアは小さく息を吐いた。この子どもは笑っていなければならないのだ。それがこの子どもの、唯一にして最大の存在理由である。
ティエリアは悪魔だ。元々は魔界で暮らしていたが、人間界に暇をつぶしに来たついでに居を構え、以来その屋敷でひっそりと暮らしている。魔界における爵位は公爵。五つある爵位(公爵・侯爵・伯爵・子爵・男爵)のうち、もっとも上位の爵を戴き、次期魔王候補と目されている大悪魔である。しかしそれゆえに付きまとう煩わしさを疎み、魔界に戻るように説得に来る悪魔たちをのらりくらりとはぐらかし、力でもって排除し、時には抱き込みながら人間界での生活を続けていた。
そんな彼が、人間界で迎えた二度目の冬。
「・・・なんだ、これは」
雪の降る夜、屋敷の玄関先に捨てられていたのが、まだ赤ん坊だった朱音だった。
「おかえりなさいませ、ティエ・・・・・・・・あの、ティエリア様?」
「なんだ、ロックオン・ストラトス」
「なにを、持って帰ってこられたんで・・?」
「拾って二秒で後悔した」
ステッキの先にぶら下げられた赤ん坊はけれどそれから、この屋敷で悪魔の庇護の下、育てられることになる。それは、ティエリアが人間界で暮らすことに飽き、暇をもてあそんでいたために起きた気まぐれと言えた。もちろんこの尊大不遜な大悪魔が赤ん坊の世話に精を出すわけなどない。実質的な子育てを担わされたのは、執事のロックオンである。それでも、決定権を持つのは屋敷の主たるティエリアだ。生憎ティエリアは、それがたとえ生あるものだとしても自分にとって不快なもの、気に入らないものを排除することになんら躊躇いを覚えないし、それが吹けば消えるような人間の赤ん坊なら尚更である。飽きたら捨てればいい。そんな当初の思いとは裏腹に、朱音がこの屋敷に来てから八年の月日が流れていた。
悪魔(ビビ):ティエリア 人間(はな):朱音 執事(トーニ):ロックオン
上記三人以外にも、ティエリアの友人にアレルヤ(悪魔/フェルテン)、朱音の初めての人間の友人に刹那(桃)とか面白いんじゃないかと思ったんだ、主に私が。あとはあれですね、魔王にジェイド(ルシフェル)とか。・・この役がハマったとき、「書きたいなー」 が 「書こう」 に変わったんだ・・←
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