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東雲の旅

管理人の徒然日記  ~日常のアレコレから制作裏話まで~

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ぬらりひょんの孫【1】

姐御が書かれた数日前のブログの記事で、とある不毛なランキングで銀さんが1位になっていることを知りました、彩斗です元気ですいやそんなに元気ってわけでもないけど夏バテ?何それおいしいの?な食欲を維持し続けながら生きています。お盆の間は実家で食っちゃ寝し、先週末は研究室の気の知れた友人らと白浜旅行に行ってきました。夜はまさかの4時間UNO耐久レースでしたつまりなんていうか、元気ですね。銀さんかぁ・・そっかあ、私もゆめしょーせつとか書いてた(・・・)身でアレですが、銀さんは近所の愉快なにーちゃんぐらいの付き合いが一番ベストな気がします。彼氏とか旦那は他の人のがいいなあ・・・・・例えばほら、総大将(若)とか。
・・・・・・・うん、うっかりふくじゅんにドツボつかれちゃったんだ、いや総大将(若)はふくじゅんではないけれども。ぬらりひょんの孫面白いですね!昨日あんまり暇だったんでアニメを見て原作面白そうだなーと思ったら居ても立ってもいられなくなり、昼2時から8時まで6時間漫画喫茶にこもってきました。今時の漫画喫茶ってすごいですね、ゆーはん出てくるんだぜ、夕飯!思わずマーボ丼二杯も食べて帰ってきちゃったよ← 普通に漫画読んでて、やっぱりこれ久々のヒットだわーとニヤニヤしながら読んでたんですが、過去編の総大将(若)と珱姫のエピソードで完全にやられました。彩斗完全陥落です。なにあのじいさま、いやエピソード中では全然じいさまじゃないけど、何だあの壮絶なまでの自信!びっくりしちゃったよもう、オープン席だったのに読みながら ふおぉおおお!ってなっちゃったよ。これじゃもうただの気持ち悪い人だよ。いきなり出てきていきなりお前が欲しい云々の時点で、おいおいじっちゃまここ少年誌少年誌!って状態だったんですが、夫婦になれ宣言の後、珱姫を送り届けた時のじっちゃまで完全に落ちました。あ ん な ん 反 則 だ ろ ・・! 羽衣狐との戦いもじっちゃま大変男前で、もうほんと、私ただの気持ち悪い人でしたからね。めっちゃニヤニヤしてましたからね、ニヨニヨっていうかニタニタっていうか。・・・・・あれ、私が好きなのリクオじゃなくて総大将じゃね?
いやいや若頭も大好きです、昼も夜も。ただそれ以上に総大将(若)と珱姫が(ry てゆーか若頭は昼にしても夜にしてもフラグ乱立しすぎでどこに はぅあ!ってなったらいいのかわかりません。つららちゃんも好きですがカナちゃんも好きなので、やっぱり祖父母が一番(ry ここ最近ゆめしょーせつめぐりをしてなかったので、このぬら孫を機に出会いがあればと意気揚々ネットの海に漕ぎ出したんですが、WJでアニメ化しているにも関わらず結構少なめなんですね・・・・ゆめもそうですが、二次創作物全体としてちょっと少なめな印象に臍をかんでいます。なんで?和物で妖怪で刀で着物で長髪で二重人格(的確な表現が見つからなかった・・orz)でふくじゅんなんてオタク女子のツボにクリティカルヒットだと思うんだけどな・・・少なくとも私には弱点で1more発生の総攻撃フルボッコな感じなんだけどな・・。というわけで、折りたたみでちょろっと書いてみたぬら孫ですえへ!久しぶりの文章が他ジャンルってナメてんのかって感じですよねスンマセン。我慢・・できなかったんだ・・・。そしてさらに付け加えるなら、続き書く気満々ですエヘ!・・ちょ、カラーボール投げつけてカラフルにするのやめて!心が痛い!← 続きというか、書きたいなあと思っているものの途中だけど、ちょっと区切りがいいから反応を窺いがてらアップしてみっかみたいな、なんかそんなあざとい感じ← 例によって例のごとく、恋愛な感じはうっすらとも漂ってないです。これから書いていくうちにどうなっていうかはわからないものの、今回珍しいことに(・・・)なんとなくどうまとめていくかという目算がありまして、そこから考えてもガチな感じにはならない予定。我が家においてもかなり風変わりなものになる予感。・・うん、今の時点で十分変わり種なんですけどね。設定は作品中で明かしていくつもりなのであれですが、性格付けとしてはいつものアホの子です。立場が違うのでまったく一緒ではないにせよ、根本のところはおんなじイメージ・・・・かっ、考えるのが面倒だったとか、そんあqwせdrftgyふじこlp;@
白浜への車中、ipodにわざわざいろんな曲を集めてきてくれた奴がいて大変盛り上がったんですが、彼は基本的にバンドが好きなやつで、やっぱりそのへんの音楽も多めに散りばめられていたんですが、そのせいでこの一週間 BUMP、RAD、アジカン、ELLE ばっか聞いてます。たまらん。みんな大好き。でもぬら孫書くときはモノノ怪のサントラ聞いてました。みんな大好き!

拍手[6回]


というわけでぬらりひょんの孫です。雰囲気を察していただければ幸い。デフォルト名は朱音です、苦手な方はご注意あれ。


その日は、空恐ろしくなるほど満月の美しい夜だった。
例えば、満月のころには出産が増えるだとかいう話があったり、狼男の変身の引き金が満月であるように、まあるく満ちた月には本当になにか、魔力のようなものがあるのかもしれない。頭上に浮かんだ月を、朱音はぼんやりした瞳で見上げる。じかに触れているわけではないにせよ、朱音にとって鉄柵に触れている部分は刺すように冷たく、また夜風もその身を凍らせる。こんなことが許される身の上ではないことは百も承知。けれど、柵に預けた体をそのままに、あの真っ白な部屋へ戻ろうとしないのは、月がそれほどまでに美しいからであった。
いったいどれだけの時間そうしていたのだろう、やがて朱音はゆらりと体を起こした。今までずっと月へ向けていた視線を落とし、足元を見やる。そこにできた己の影は、夜だというのに酷くくっきりと境目を描き出していた。月光の白々とした光が、コンクリート敷きの屋上を照らしている。
「―――・・さむ」
無意識に二の腕をさすりながら、朱音は部屋に戻るべく踵を返した。当たり前のように一歩。そして二歩・・目は踏み出せなかった。不自然な挙動で、しかし朱音は縫いつけられたように動きを止める。まばたきすらできない中、まるで生き物のように眼球だけがギョロギョロと動き、異変の縁をなぞる。月光に描き出されている影は、自分の足から伸びるものと、そしてもう一つ―――
「・・月見はもう、仕舞いかい?」
背後から投げかけられた声に、朱音は弾かれるように振り返る。背中に流したままにしている己の髪がパッと散るのが見えた。彼女の見開いた目に映りこむのは男である。腰まで届きそうな髪を不自然にたなびかせ、満月を背中にした男は、柵の上に腰かけたまま大きな朱塗りの杯を傾けた。その口の端を、月光を受けた銀の雫がつぅと伝う。杯から口を離し、乱暴なしぐさでぐいと口元をぬぐった男。銀糸の髪の間からのぞく鮮血のように紅い瞳が、音もなく朱音を捕らえる。
「・・・・・・お前、なんだよ・・?」
思わず口から転がり出たのは、誰何の言葉ではなかった。しかし一拍置いて考えてみれば、これ以上的確な言葉もないように朱音には思えた。丑三つ時、八階建ての建物の屋上に突然現れた、浮世離れした風体の男に対する言葉として、他に見合うものなどあるだろうか。
「何、たァ随分じゃねぇか。人には見えねェってのかい」
「・・悪いけど、」
まったく見えない。
そう呟くと、男は一瞬虚を突かれたような表情を浮かべ、くつりと口の端を吊り上げた。朱音はそろりと息を吐き出しながら後ろへ一歩ずり下がる。この男から目を離してはいけない、全神経を尖らせたまま、けれど一刻も早くここから離れなければ。朱音のそんな警戒を読んだのか、男がさも可笑しそうにフッと息を吐いて笑う。
「いきなり取って食ったりしねぇから安心しな」
「・・いきなり取って食べたりするひとだって、最初はみんなそう言うと思うけど」
「ハッ、確かにそうかもな」
杯に揺れる波紋に視線をくれていた紅がすぅと上げられ、そこに朱音の姿を留めた。朱音はごくりと喉を鳴らす。
「俺ぁ、妖怪ぬらりひょんの孫だ。お前の見立て通り、人間じゃねぇ」
「よ、ようかい・・・・・」
震えるくちびるは、恐怖のせいか、それとも、


「―――・・が、わたしに何のようかい?」


このときの、凍りついたような、それでいてとんでもなく間の抜けた空気をどう表現したらいいものだろう。朱音が好奇心とむくむくと顔を擡げたオヤジ心に負けてセリフを発した刹那、ぬらりひょんの孫だと言う男の背後で煌々と輝いていた月はその明るさを豆電球程度のものまでランク下げした気がしたし、男が纏っていた匂い立つような色気は、すべて夜風に浚われて空の彼方へ消えていった気がした。それまでの切れ長でひどく美しい目元は、こう、逆三角形を眉毛の下にくっつけただけのようなお粗末なものへと様変わりし、艶やかな髪も心なしかそり立つ角度が下向きになっているような気がしなくもない。・・とりあえず今この瞬間、自分が全力でこの男の期待を裏切ったことだけは、正確に理解できた。
「お、お後がよろしいようで・・・・・」
パッと身をひるがえし、心臓がばくばく言うのも構わず走り去る背中に、「ぜんっぜんよくねぇ!」 という絶叫を聞いた気がした。


だから風変わりですよってゆったじゃない(´・ω・`)
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