先ほど、「とある派遣の業務日報」 シリーズの番外編となる 「とあるサブウェイマスターの業務日報」 をアップしてまいりました。が、ちょっとだけもにょらせてください。愚痴というよりは弱音です、読んでてイラァってさせたらすみません。
なんというか、このサブマスシリーズ書き始めるのめっちゃ怖いんですよね。先の番外編を昨晩書き終え、再度の推敲も含めて今朝ぴくしぶさんのほうに出張させて、じゃあ午後から本編七作目書こうかーって思ってたし思ってるんですけど、この、自分でもそこそこ満足いったものを書き終わって公開して、さて次のを書こうっていう 「次」 を書き始めるのが、このシリーズ異常に恐い! いざ書き始めて波に乗っちゃえば、アドレナリンでまくってもうちょう楽しいのがわかってるのに、書き始めるのがすっごく怖い。原因はわかってるんです、自分の構成力のなさだということは。だってもーこのシリーズ、行き当たりばったりなのがひどいんだもんー!書き始めるときに、大体こんな感じの話になるかな、っていうが、いざ書き終わってみたら全然違くなってて、しかもこっちのがたぶん出来がいいんだろうなってわかっちゃうんだもんーっ! いやざっくりした骨組みは、最初に考えた通りになってるんですけど、肉付けが全然違う。わたしこれ男の人描いてるんだーって思ってたのが、いざ顔書き始めたらあれこれ全然女の人ですけど!? ってなるくらい違う。大体、クダリさんを落とすつもりなんかサラサラなかった。サブマスのお二人との色気のないわちゃわちゃしたおバカな話を、トリップネタとあわせつつ書けたら面白いだろうなあ、わたしが、っていうつもりでしたからね、例によって例のごとく。しかもどっちかと言うとノボリさんをメインで書きたかったのに今やアレですよ。細かいこと言い出したらキリないんですが、こんな感じになるかなっていう当初の予定そのままに落ち着いたの、最初の一本だけですからね。しかもゆめしょーせつでメインになるはずの、ノボリさんとクダリさんが関われば関わるほど違ってくる。クダリさんなんてひどいもんですよ、わたし自分が書いたものの中であんなに好き好き連呼するひとが出てくるとは思いませんでした。もうわかったから!って書いてるわたしが一番言いたかったし、「え、なんでそんなに?」 ってたぶんわたしが一番思ってる。話が進めば進むほど差異がどんどん大きくなってて、ノボリさんにガチで怒られたあたりからもう手綱握れてません。ノボリさんもクダリさんもスバルさんも、誰一人として手綱とれてない。もうそれが怖くて!…いや、手綱が取れてないことというより、もともと私が書こうとしてたことより、彼らが勝手に動いて勝手にやってくれたほうが面白いものができあがるっていうのがわかってしまったから、今回書き始める分でもちゃんと生き生きと動いてくれるかしらっていうのが怖い。動いてくれなかったらどうしよう、クソつまんないのになるぜこれ!っていうことにビビってる感じ。わたしは、自分が書いてて楽しいから書いているというタイプなので、もし彼らが好き勝手やってくれなかったらきっと書いててつまんないなと思うに違いなく、そういう意味でもちゃんと動いてくれるかなっていうのがすっごく怖いんですよね…。こういう感覚は初めてなので、正直とまどっています。もともとプロットとかっていうものをきちんと組み立ててから書き始めるタチじゃなかったですが、それにしたってズレはでかいし取っ掛かりは怖いし、そのくせ書きあがったものについては割と満足できてるし、ぴくしぶという場所にアップしたことで 「見てくださっている」 という感覚が可視化され、それにうっかり舞い上がってるけど、おかげで次を書きたい、シリーズを終わらせたいって思えるし、ついったで光栄な感想いただけるしでもう私の中はぐるんぐるんです。そんなぐるんぐるんを抱えながら、七作目の構成を考えています。…やっぱこええええ!
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