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東雲の旅

管理人の徒然日記  ~日常のアレコレから制作裏話まで~

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事務員シリーズ#5、6

 これにて 「とある事務員の業務日報」 シリーズ、完結ですありがとうございました!
 いやー…終わったね、うん…なんだろうこの奇妙な達成感。物は試しに派遣シリーズから短編も合わせて文章量を400字詰め原稿用紙換算してみたところ、580枚オーバーでさすがに笑いました。2,3本書けば満足すんだろ、つって始めたシリーズの長さではない。わかった。わたし短期間集中型だわ、しかも極度の。いやーしかし、ちゃんとゆめしょーせつっぽい感じになりましたしね、がんばった、いろんな意味でわたしがんばった!あまりのむずがゆさに頭を掻き毟り、思うように書けないもだもだと戦い抜きました。そして何より、P4Gと折り合いつけながらわたしがんばったよ!だってまだ20時間ちょっとしかやってないもんね、まだ五月で完二くんがバグってる状態だからね、待ってて完二ー!雨の日に助けに行くからー!
 
 で、告知させていただきましたが、リクエストを賜りたいと考えています。いやほんと、このシリーズ書き続けられたの、皆様の存在あってこそなのですよ…。まさかねー、書き始めたときにはねー、けっこんすることになるなんてほんとこれっぽっちも考えてなかったですからねー。ていうかシリーズになると思ってなかったですし、最終話を書き始めたときにすら、こう終わるとは思ってなかった。いつもながらひっでえ見切り発車です。この感謝をどうにか形に、と思ってリクエストがどうとか言い出してみたんですが、でもわたし、たぶんこの設定でしか書けないし(同じ登場人物でのIFはいけると思う)、エロもムリだし(たぶんエロくできない)、ポケモンバトルの描写もムリだし(ノー知識)とまあ、できることがあんまり少なすぎるんで、これでほんとにリクエストとか来るのかと半ば投げ遣りになっていますが、何かございましたらひょいっとネタを投げてみてくださると全力で飛び掛かります。時間軸はどこでも大丈夫です。派遣シリーズ中でも、派遣でも事務員でもなくプー太郎していた時期、事務員を始めてすぐ(作中だと短編であいだつないでるころ)、事務員シリーズ中、そのあと、とどこでもいけると思います。なんせこれ全体でも4月の頭から始まって、まだほんの三か月しか書いてませんからね…空気感はまだ体の中に残っていると思います。たぶん。一人ひとつ、とかいう制限も別に設ける必要ないかなーと思っていますので、一気にいくつかリクエスト頂いても、思いついた順に何通メール送っていただいても無問題です。でも時期だけは区切らないとだらだらするかな、と思ったので一応期限は7月7日(土)までの、二週間とさせていただきます。どうぞご協力のほどをよろしくお願いいたします!
 
 全体を通してのあとがきなどについてはサイトのほうに用意したので、こっちではいつも通りシリーズ五、および六作目についてちょろちょろっと言い訳をば。
 五作目ですが、起承転結を完全に無視しました。転からはいって転で終わるという、読んでくださる方の忍耐力に挑戦状を投げつけるような格好になりましたが、頭の中でクダリさんに言わせたいモロモロはどうにかこうにか全部収めきれたので、わたしとしては満足です。人でなしなアホの主人公も書けましたし。フォロワーさんに(主人公が)壊れたかと思いました、とおっしゃっていただけてよかったです。なんせこの主人公の目を借りて話を進めているため、ついうっかり 「どうして自分(主人公)がこんなことしてるのか」 っていう理由が書けてしまうわけで、そんなのをつらつら書こうものならこの子のしでかしたことの唐突さが薄れるかなあと。主人公の視点で進めているし、ゆめしょーせつってことを考えても読んでくださる方の意識は主人公とシンクロさせるほうが正当なのかしらと思うのも確かなのですが、どちらかというと 「え、なんでこの子こんなことしてんの?」 って感覚はクダリさんと共有してほしかった、そんな前半。
 後半、といっても2ページ目というわけではなく、主人公がひとまず落ち着くまでなんですが、そこからは逆に主人公の気持ちに添ってほしいイメージで書いてます。本当に子どもなのは主人公。クダリさんのほうがずっとずっと大人です。考え方や決断の仕方、責任の取り方、受け止め方、そういうのはもう全然敵わない感じ。……いやまあ、その割にやってることただの痴漢でしたけれども。言ってることは少女マンガみたいでしたけども。
 もうなんか全体的にむずがゆくて、ほんと机に額ばっこんばっこんしながら書きました。大変つらかったです。恐ろしく楽しかったです。
 
 最終話。――もうお前らわたしを殺す気かと。つらかった、ほんとつらかった。何の脈絡もなくつらいよーしんどいよーとツイートしてたのは、全部これを書いていたせいです。これまでで一番髪の毛掻き毟った。
 だってわたし結婚式出たことないんですもん。類は友を呼ぶってあれほんとなんですね、結婚する気配もありゃしねえ。なので、教会結婚式の流れとかをひたすら調べてゼクシ●のページにたどり着いてしまったり、ようつべで全然知らない人の結婚式の映像とか見たりしたんですが、「なんでわたしこんなことしてんの」 感がほんとひどい。アドオンで広告切ってるんでまだあれですが、切ってなかったらぐーぐるさんに検索から情報収集されて、婚活やら式場案内的なサイトをおすすめされまくっていたこと請け合いです。危うく命が立たれるところでした。そんで何が怖いって、全然知らない人の結婚式なのに、なんか 「おしあわせに!」 って気分になっちゃうんですよ。結婚式の魔力まじぱねえ、花嫁さんみんな綺麗に見える。
 そんなわたしの努力が実を結んでいるのかは定かでありませんが、読み返してわたしが思ったのは 「処女の書くエロ小説みたい」 でした。おとぎ話。ファンタジー。あり得ない。…でももういいかなって!いまさらリアルで生々しいエロは求められてないかなって! 本人たちもいろいろ悩んでいたようなので、もうアホ丸出しの大団円でいいかなって。そんな最終話です。
 ……本当を言ったら、ポケモン世界で教会結婚式ってwwwとか、お前戸籍ねーだろwwとかいろいろ突っ込みどころは満載なんですが、すいません、白タキシードのクダリさんとモーニング着たノボリさんが頭から離れませんでした。あと式中、ノボリさんとクダリさんにあの会話をどうしてもさせたかった。だいぶ前に、フォロワーさんと 「もしこいつらが結婚したら」 みたいな話をさせていただいていたり、前作をぴくしぶさんに上げたとき 「もうお前ら結婚しろよ」 みたいなお言葉をいただいてたりもしたんで、まんまやらかしました。楽しんでいただければ幸いです。ありがとうわたしの毛髪たち、そしてさようならわたしの毛髪たち。……子どもは二人がいいなあ、女の子と男の子(未登場)。一生懸命 「おとうさん」 をしてるクダリさんは死ぬほど萌えると思う。ノボリ伯父ちゃんはまだ多分独り身だよ。

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