29日に研究室内での研究発表会があるので地元に帰るのは30日にならざるを得ない彩斗です侘しい。ちなみにプレゼンはまだファイルすら作っていません。明日の帰宅は遅くなるだろうなぁ・・へへ、へ・・・↓ ワンピースの映画はお正月に地元で見てこようと画策しています、第0巻が手に入ったら38巻くらいで止まってるワンピースをちゃんと集めなおそうと思います。いやー、ルフィはほんと男前ですね。小・中・高校まではゾロにめろめろしていたんですが、大学入ったらルフィにくらくらです。年齢で趣味とか嗜好とか本当に変わるもんなんだなぁってワンピースを読むと思います、というか視点が違くなったのかなあと。にやにや←
ガンダム無双2、アスランはストーリーミッションをクリアしたら飽きたので、相変わらずゼクスを育てながらジュドーをやりはじめました。ストーリーミッションをクリアして出現するフレンドシップミッションからがこのゲームの真髄ですよね!ゼクスが最初に乗ってたエピオンは、エレガントがお好きな某おきあゆさんのせいで遠距離攻撃がないという無双システムに合わなすぎる機体なのでしばらくめんどくさかったですが(でもエース機相手だとダッシュチャージをオーバーヒート限界まで入れてのSP攻撃連携でコンボすげぇ稼げたのがよかった!)、ウイングゼロのライセンスを取った後はほとんどそれで出撃していますえへ。でも本当に一番育っているのはF91なので(パーツレベル4解禁済)、今はそればっかです。F91は変形できないけど普通に機動性も移動も早いのでそこまで気になりません。ミノフスキードライブもパワーラジエーターも入れてるし。ジュドーはほとんどΖで出てます。ΖΖも嫌いではないんですが、技の繋ぎが早いほうが個人的に好きなんですよね・・でもSP攻撃はΖΖのが好き。アムロさん(逆シャア)との友好度を上げてはやくνガンダムに乗れるようになりたいところ。ジュドーは宇宙世紀ガンダムの主人公の中でダントツに明るく、弟のようなお兄ちゃんのような、でもストレートに子どもっぽいところがなんの屈託もなく好きです。頭の中で小難しいことを捏ね繰り回してない感じが好き。まぁそれは理屈を捏ね繰り回す大人とそれと真逆な子どもという対比でΖΖという作品が作られた結果なのかなぁと思いますが、そんな彼らと種、種運命のパイロットが敵対したときの話の合わなさといったらありませんね。特に、何の因果かジュドーでミッションをこなしているとシンと敵対することが多くて、なんだか非常にモヤモヤしますΖ出撃時にダッシュチャージ後のジャンプSPが完全に決まったときには思わずやっほうと叫びました←。
・・えっと、誰にも求められていないに違いないガンダム無双2語りに思わず熱が入りましたすんませんお詫びといっちゃなんですが折りたたみでワンピース短文です。・・・・・・・・・え?もっかい? 折りたたみでワンピース超新星(死の外科医)短文です。・・・・・・・・・・いや、だからァ!ローの陰陽師パロで短文だってば! いえ、あの、ただの出来心・・ってわけでもないんですけど、もう無性にワンピースで文章書きたくて、でもなんかルフィが好きすぎて全然形に出来なくて書いては消し書いては消しを繰り返し、やっぱ私にワンピースは書けねえと苦い自覚を新たにしたうえでそれでも書きたくて、じゃあどうすれば書けるだろうと考えたときにパロディに逃げるしかねえよと思いつき、そのとき見たアニメワンピースでローがかみやさんであることを知って驚愕、さらにそのタイミングでごっさ素敵なワンピ夢サイトでローの続き物を読んでウハウハ、・・ちょ、ローで書いてみようぜと思い立ったら書かずにいられなくなって折りたたみです。もしも興味がそそられましたらどうぞ、ゆめしょーせつ・・のような、そうじゃないような・・←
とにかく腹が減っていた。
三百年の眠りから覚めて一番に聞こえたのは、自分の腹が鳴る音である。妖狐ともあろう自分が情けない。情けない、が、腹が減っている事実だけは変えようがなかった。ただの空腹なら鼠や兎を食らえばどうとでもなる。実際、目覚めてすぐはそうやって腹を満たしていたが、しばらくすると己の身から枯渇した妖力を欲して強烈に腹が疼いた。ふと首を巡らせて自分の体を見れば、あれだけ美しかった毛皮や先端が雪のように白い自慢の尻尾は、今や昔を見る影もない。
――・・憶えておれ、人間ども。
狐は喉の奥でぐるると唸る。やがて、ずるずると自分の体を引きずるように、山を下りていった。
トラファルガー・ローが目を覚ましたのは、西の空に日が沈もうとしているその最中だった。傾いた御簾、その隙間から差し込む夕日が、片腕を枕にしてだらしなく横になったローの目元を照らしている。
彼がねぐらとしている屋敷は都のはずれにあった。といってもここは元々彼の所有する屋敷ではない。本当の主は、一年も前に流行り病で死んでしまったらしい。住む人間がいなくなり、荒れ果て、遂には狐狸の住処と化していたこの屋敷にこれ幸いと入り込んだのがローであった。彼は最近、この都に生活の中心を移したばかりだった。
ローは所謂、陰陽師といわれる類の人間である。人ならざるモノの声を聞き、人ならざるモノを使役する。星を読んで未来を占い、常人にはし得ぬ呪術を行使した。同じことを生業とする人間がこぞって朝廷に仕えようとするのに対し、ローはそれらにまったく興味がなかった。その彼が都にやってきたのはただ、人々の思惑陰謀恨み辛みがこの地に集積しているからに過ぎない。ローにとって陰陽術とは所詮、己の食い扶持を繋ぐための手段に他ならなかった。
「・・・・・・・・・・・・・」
かろうじてぶら下がっていた御簾を乱暴に跳ね除ける。方々に草いきれの泳ぐ荒れた庭は、逢魔ヶ時にあってひどく薄暗い。崩れた土塀から差し込んでいた夕日は、どうやらとうに沈みきってしまったらしい。
「・・何してんだ、てめェ」
くあ、と奥歯の隅々まで見渡せそうなほど大口開けた狐のしたで、彼の式がすぴすぴと健やかな寝息を立てている。
「起きろ、ベポ!」
「アイアイ、キャプテン何かご用・・って、うわあっ」
跳ね起きると同時にベポは蹴りを繰り出した。まったく羨ましくなるほどの目覚めのよさである。一瞬感心したローはしかし、一拍の間もおかずくちびるに呪をのせた。“ROOM”。突如として広がる空間から逃れるように、大狐が庭の端へ飛びずさる。
「逃げんじゃねェよ、大狐。おれァまだ眠いんだ」
あれだけ寝たのに、キャプテンまだ眠いの?、というベポの言葉は無視することにする。
『おのれ、人間ふぜいが偉そうに・・!』
「フフ・・、狐ごときが生意気な口利くじゃねェか」
ざわり、と空気が揺れた。風もないのに木々が傾ぐ。大狐を真ん中にして、水面に広がる波紋のように草が薙いだ。枯れ草の匂いが鼻を突く。首の後ろを焼く殺気がどろどろとした影を運び、あたりの闇をいっそう深いものにする。隣で、ベポが警戒をあらわに牙を剥いた。ローは床に転がしていた長刀を手に取る。
『・・・・小僧、貴様に格の違いというものを教えてやろう』
周囲に蔓延る影を食み、深い闇の中で狐はその存在感を増した。低く唸った口元から鋭い牙が覗く。赤く裂ける眦、金色の瞳がぎょろりと動いてローを見据える。ざわりと粟立った肌の原因は、恐怖かそれとも興奮か。変わらぬ笑みを浮かべたまま大狐に相対した彼は刀を掲げたが、やがて狐の変容を目の当たりにするうちその目をスゥと剣呑に細めた。闇を四肢で踏みしめる狐、その背に揺れる尾の数は九。
「お前、九尾か・・・!」
九尾の狐。昔、同業者からパクった書物で読んだことがある。長い年月を経て妖力を得た古狐の化生。九の尾を持ち、平安を謳う瑞獣でありながら、その一方で傾国に加担する不吉の獣。化け狸と並び、数多く存在する妖狐の中でも最高位にあるとされ、高い妖力を持つという伝説の大妖怪。
刀を持つ手に力をこめたローの前で、ニタァ、と狐が口角を裂く。
『今更気付いたところでもう遅い。貴様の血に流れる妖力、この場で啜り尽くしてくれる・・!』
「やれるもんならやってみるんだな、大狐。久々におれも血が騒ぐ・・・!行くぞ、ベポ!」
「アイアイ、キャプテン!」
―――・・とにかく、腹が減っていたのだ。
この体を維持するためには、九尾として在るためには兎角妖力を必要とする。新たな星を望めるほど長い年月を前に、妖力が在ったから九尾になったのか、九尾になったから妖力を得たのか、狐はもう覚えていなかった。一つ尾の狐に化けて山を下り、都に入り込んで見つけたボロ屋敷。その廂で眠っていた白銀の熊の、美味そうなことと言ったら! 匂いたつほどの妖力を目の前に、食指が動かぬ筈もない。
たかだか三百年、されど三百年。妖孤たる自分にとって時の流れとはひどく緩慢で退屈なものだが、減らぬ腹など存在しない。人間の小僧の一人や二人、どうとでもなると思ったのが間違いだった・・・、いや、その考え自体に間違いはなかっただろう。測り間違えていたのは、己の腹の空き様である。
「・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・」
片手で顔を覆ったローは、てのひらの隙間から大きな溜息をついた。足元には、彼の背丈に達しようかという件の大狐が転がっている。・・・久しくお目にかかることのなかった大物を前に、騒いだ血をどうしてくれる。闇の中でも白々と光る刀身が、空気を斬ることすらなく鞘に吸い込まれていく様はどうにも納まりが悪い。チッ、と鋭く舌を打ったローは、くしゃくしゃと髪を掻き雑ぜた。
「・・ったく、締まらねェなァ」
九尾は、たった一度の跳躍でそこそこ広さのある庭を越えた。ぐん、と迫るおぞましいほどの妖気。くちびるに呪を乗せながら抜き放った白刃が闇に閃く、そのタイミングでローの耳を劈いたのはまさかの打撲音。
伝説の大妖怪は、手摺に後ろ足を引っ掛けて、床板にその頭を思っくそ打ち付けていた。
びたーん、という効果音が一番正しかっただろう。跳躍の勢いが凄まじかっただけ、すっ転んだダメージも大きいらしい。ふぎゃっ、と一声上げたのを最後に、目を回した九尾はその場からピクリとも動かない。だらしなく垂れ下がった尾の先を掴んで体を吊っても、九尾は目を覚まさなかった。伝説の大妖怪、という肩書きはローの知識から跡形もなく抹消される。
「コイツどうするの? キャプテン」
「・・その辺に捨てちまえ、とでも言いたいところだがな」
欠伸まじりにローはニヤリと笑む。
「案外狐ってのは義理堅い生きものだからな・・、恩を売りつけるにゃいい機会だ」
部屋へ運んでおけ、ベポ。
どうやらこの大狐に食われそうだった事実は、主の中でとっくに過去の遺物に成り下がったらしい。ベポはがっくり項垂れながら、狐の尾をずるずると引きずってローの後を追っていった。
なにが書きたかったか。眠っているベポとそれを食おうとする九尾、そして寝起きのローという三竦みが書きたかった(そこか) あとは最後の最後でずっこける伝説の大妖怪とそれを溜息交じりに見下ろすローが書きたかった。ローテンションで口が悪く手も早く、金持ちの貴族にあることないこと吹き込んで金をふんだくる悪徳陰陽師のローと、伝説の大妖怪のくせに妖力が足りなくてどうにも間抜けな感じが否めないぼけぼけヒロイン(・・ひろいん?)が薄らぼんやりした彼らのイメージです、あれこれもしかして続く?←