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東雲の旅

管理人の徒然日記  ~日常のアレコレから制作裏話まで~

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宣伝活動

「ヒャッホーウ!」 と川泉さまが言ったから、十月六日はバッカーノ記念日。・・語呂が悪くてごめんなさい、ひとまずお先にダブルオーの話から。昨日からいよいよ始まりましたねセカンドシーズン! ものっそい楽しみにしていたのにつけるチャンネル間違えて、再放送のトリック思わず見てたら開始一分見逃したアホだれですか、はい私です。本気で自分に絶望した、万死に値する。ハッと気がついてチャンネル回したらシーリンが喋ってました。アクティブな格好なさってましたね。私は第一期をやっていたころからジンクスの丸みを帯びたフォルムが妙に好きだったのですが(や、一番好きなのはキュリオスですけどね!可変機ラブ!)、アロウズの次世代機はなんかこう、色が好きになれにゃーい! なぜ臙脂色? 配色渋いと思ったの私だけかな。とにかくこれからを楽しみにしているのでそんなこたぁどうでもいいんですが、昨日の五時半以降の客足にものすごいびびりました。かくいう私も懇意にさせていただいているサイトさまを散々めぐり、考えることはみんな一緒だなぁ、と妙な感慨に耽ったりしてえへへ。これを機に00サイトが増えるといいなぁ・・! あとあと、アビス第二話も見ました。大佐が登場するやいなやいきなり秘奥義(しかも二週目以降、サンダーブレード200回以上で発動するやつ)かましてビックリしました、かっこよかったけどいきなりクライマックスすぎです大佐、いくらなんでもライガが可哀想すぎる。そらアリエッタ怒るわ。やっぱりどうしようもなく大佐が好きです、あああカノ猫の出会い編とか構想はあるんだよなぁああ。腕が足りない、私が三面六臂の阿修羅だったらPC三台使ってひとつでカラフル書いてひとつでカノ猫書いてひとつでバッカーノ書くみたいなことできたのに・・・・・・・・・三台同時にカラフル書いてたらびっくりするよね。
そして今日も折りたたみ記事が本題です、ま・・またバッカーノ書いちゃったてへっ☆ しかも今度のはカラフルの一本より分量多いんだぜ、下手するとのらくら記換算で三話分ぐらいあるんだぜ、もういい加減変換しろよって自分でも思うんだけどそのつもりで書いてなかったから(とりあえず走り出したら長くなって誰がびっくりしてるって私が一番びっくりしている)とりあえずここにのせておくんだぜ。昨日で1933の上下まで読み終わったんですが、ここにきてロニーさんに落ちました。アニメのほうじゃあんまり出てこなかったんであれだったんですが・・・何あの人やっべぇ、ラックとふたりで私的ツートップです、心底わかりやすいな私の趣味。続き物ってほど繋がっていませんが、昨日や少し前の分とは無関係じゃないかんじ。今回のはマルティージョの面々で書いてみました、登場するのはロニー・スキアートとマルティージョ・ファミリーの最年少幹部 フィーロ・プロシェンツォ、そして彼の想い人であり・・・・あー 「本体」 とかホムンクルスとかそのへんの説明めんどいんでとりあえずエニスと、あとフィーロの上司で上級幹部をつとめるマイザー・アヴァーロ、そのへんのメンツです。一貫して 「宣伝すること」 を目的にしているので大雑把な説明は本文に組み込んであります、少しでも興味をもっていただければ幸いです。今回のはえぐい感じの描写はありませんが、私の趣味であの子の新たな一面を発掘するに至りました・・・・・・・ちょう楽しかった・・! よろしければご一読くださいまし。

川泉さまへ
<反転> ヒャッハァ!メールありがとうございます、いい感じに馬鹿騒ぎしていますえへ! 見てくれるひといるのかなー、でも自己満足だし・・・・・まあいい、と開き直って書いた昨日の分にまさか反応をいただけるとは思ってなくてとても嬉しいですヒャッハァ! いいですよねー、いいですよねバッカーノ。フィーロがアレルヤとハレルヤを足して二で割ったように思えてニヤニヤが止まらなかったアホです。00とそして、おまけ的なバッカーノも楽しんでいただければこれ以上嬉しいことはありません! コメントをいただけたこと、本当に嬉しく思っています。ものっそい、ものっっそいホッとしました(笑) しかも関連情報までありがとうございますー、まじですか、つながりがあるのですか・・・な、なんたる財布に対する武力介入・・! 00とバランスをとりつつ、ちょこちょこやっていけたらと思っているのでどうぞ、これからもよろしくお願いいたしますー! </反転>

空さんへ
<反転> ご無沙汰してます空さぁああん、お元気そうでなによりです! いよいよ始まりましたねセカンドシーズン・・期待と不安と興奮とが混じりあって、やたら浮ついた週末を送りました(笑) アレルヤとかロックオンとか、いろいろと疑問はつきませんがとにかく、四人揃ったマイスターたちを再びこの目で拝みたくて仕方ありません。ライルがこの先どう動くのか、不安で私自身もにょもにょした思いを抱えているところはありますがそれでも、彼らがどう世界と向き合っていくのか・・・・ふふ、とりあえずソーマとスメラギさんの動向に注目したいと思います← 仮面の人・・・どうして口元まで仮面かぶっちゃったのかなぁ、シャアみたいな上半分でいいじゃんとそればっかりが思われて仕方ありません・・・・・・あなたが乙女座なのはほんともう、みんな知ってるからね。カラフルはしばらく第二期とは無関係な感じで進むと思われますが、このさきもお付き合いいただければ幸いです。またお話しできる機会があるのを楽しみにしています! </反転>
 

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 マルティージョ・ファミリー ―― ラックたちガンドール三兄弟がボスとして君臨しているガンドール・ファミリーと同程度のごくごく小さな犯罪組織である。マフィアとは一線を画する 「カモッラ」 であると彼らは公言して憚らず、実際 「マフィア」 とは組織構成や稼業内容に差異があるのだが、堅気の人間からしてみればそんなものはほとんど関係ない。ガンドールが小さなジャズホールの地下にその本拠地を設けているのと同じように、彼らは 「蜂の巣(アルヴェアーレ)」 という蜂蜜専門店の奥に本拠地を構えていた。組の構成員や関係者たちが好き勝手にくつろぐなか、開いた扉から入ってきた人物に自然とその視線が集まる・・・・・ある者は尊敬をもって、ある者は畏怖をこめて彼を見遣る。ロニー・スキアート、マルティージョ・ファミリーの 「秘書(キアマトーレ)」 を務め、実質的に組織のナンバー2を担う人物だ。
「ロニーさん! おかえりなさい、ここしばらく見かけませんでしたけど・・・」
 羽織っていたトレンチコートを脱ぎ、帽子をとったロニーにぱっと駆け寄ったのはフィーロで(ロニーのコートと帽子を預けられた若衆のひとりは、それだけでかちりと固まってしまった)、彼を皮切りに幹部連中がわらわらと集まってくる。裏社会で最強と謳われる殺し屋 「葡萄酒(ヴィーノ)」 にも匹敵すると噂される彼も、マルティージョの本拠地では真面目で面倒見のいいカモッラの幹部のひとりである。
「仕事ですこし離れていたからな・・・・・まあいい、何かかわったことは?」
「特におかしなことは。・・・ただ、」
「――ただ?」
 不意に言いよどんだフィーロにロニーは訝るような目を向け、そのすべてを見透かすような鋭く深い視線に晒されたフィーロは困ったように頬をぽりぽり掻きながら苦笑を浮かべた。隣にいたエニスやマイザーたちと顔を見交わし、苦笑をいっそうより深いものにする。そんな彼の態度にしばらく眉をひそめていたロニーだが、彼の背後でこそこそ続けられていた幹部二人の会話を耳にして呆れたようにため息をついた。―――「そろそろ来るか?」「来るんじゃねぇか? なにせアイツだからな」「ロニーがやっと帰ってきたんだ、来ねぇわけねェ」「よし、じゃあ賭けるか?」「俺は今すぐ飛び込んでくるに20ドル」「俺は22ドル」「意味ねェだろーがそれじゃあ!」
「ただ・・・・・、朱音が禁断症状で気狂い一歩手前です」
「ロニーさぁあああん!」
 ばんッ、と勢いよく大きな音を立てて開かれた扉。そこで両手を広げ、ぐるりと一帯を見回した朱音はある一点で視線を止めると、その顔に満面の喜色を咲かせて駆け出した。この時点で彼女には周囲の茶化す声も囃し立てる声も吹き鳴らされる口笛の音も聞こえていない、向かうはただひとつ・・ロニー・スキアートその人のもとである。ちなみに彼女はマルティージョの組織の人間でもなければ、ガンドールの人間でもない。ごくごく普通の一般人――にしては裏社会に足を突っ込みすぎているし顔も名前も知られすぎているがそれでも、食い扶持の大半を稼いでいるのはあくまでも表社会だ。弱小組織とはいえあたりを仕切っているふたつの組織、マルティージョとガンドールのふたつの事務所でほっこりお茶を啜ったりする上に、新入りを伸してしまったり組織の若い幹部とお遊び程度にナイフを交えたりする人間のどこが一般人なのかと言われれば反論するのは非常に難しいところだがとにかく、親しくしているそれらの組織から給金を拝領していないという点において彼女は組織の人間ではない。掛け持ちに掛け持ちを重ねたアルバイトの数々から生活費をひねり出している彼女は、その腕っぷしも相まって組織の人間とほとんど対等に付き合っている―――ただひとり、ロニー・スキアートを除いては。
「ロニーさんおかえりなさい! あのさあのさ、ごはんにする?おふろにする?それとも、あ・た・」
 し?、まで言い切るつもりだったのだ、朱音としては。けれどその軽々しすぎてそのうち雲の高さまで浮かび上がるんじゃないかと思わせる口を縫いとめたのは耳朶を掠めた銀色の風で、いきものの本能に深く訴えかける圧倒的な気配に彼女は口を 「し」 の形に留めたままぴたりと静止した。耳元でばっさり切られた黒髪がはらはらと宙を滑る。周囲のざわめきが水を打ったように引いていく中、けれど当の本人たちは普段と少しも変わることなく平然としていた。なんの予備動作もなく小ぶりのナイフを抜き放ったロニーはもちろん顔色一つ変えないが、一歩間違えれば顔に大傷を負う大惨事になりかねなかった朱音も、周囲の静けさなど歯牙にもかけない態度でわざとらしく両手を頭の高さに挙げた。
「やだなぁ。冗談ですよ、じょーだん」
「・・冗談にしては、随分と不愉快になったものでな」
「えええええ、そんなつもりじゃなかったんだけどなあ・・」
 ―――不思議なひとだ。
 エニスはそんなやり取りを続ける二人の隣で、けらけら笑う朱音を見ながら静かにそう思う。マルティージョとガンドール、ふたつの組織の随分深いところまで顔を突っ込んでおきながら、けれどどちらに入れ込むこともなく飄々としている不思議なひと。エニスがまだフィーロと出会っていない頃(正確には既に顔を合わせていたが、そのときにはお互い名前も知らなかった)、マルティージョの幹部に昇進したフィーロの祝宴の最中に、何もない虚空から降って来たというなんとも奇抜な経歴の持ち主。エニスが朱音本人から話を聞いたところによると、その一時騒然とした空気をしずめて身柄を預かると言い出したのがロニーで、そのとき彼女の頭の中で花火が炸裂したらしい。その直後、ダラスの襲撃やらなんやらでフィーロの祝宴に出席していたマルティージョの幹部連中とガンドール三兄弟が不老不死になっていたことが判明し、エニスもそれまでとは違う 「本体」 の一部となったわけだが・・・・・後処理も終わり、事件に関わったすべての人間にわずかな休息が訪れたときには完全に、彼女はロニーに懐いていた。
「まあいい・・・・任せた仕事はどうなっている」
「んー、まぁぼちぼちってところです。もう少し時間もらえたら仕上げられます」
「・・・そうか」
 ――「朱音さんを動物に喩えると、何だと思いますか?」。朱音とロニーの不在時、何の気なしにエニスが発した質問に対して彼女を見知っている気のいい面々は思い思いの言葉を述べた。「そうですねぇ、猫・・とかじゃないですか? 自由気ままなところとか」「マイザーさん、それをいうならノラ猫のほうが正しいですって! つーか、ノラ猫もなぁ・・・カラスとかでよくねーか?」「・・それはいくらなんでも酷すぎやしませんか、フィーロ。どちらかというと、カラスよりコウモリだと思いますがね、私は」「ちょろちょろしてっからな、ネズミとかどーよ」「馬」「鹿」「阿呆」「間抜け」「化け物」「妖怪」・・・・・まったく、その場に当人がいなかったことだけが救いである。ひとつに意見を纏める気などさらさらない彼らではあるが、動物という括りすら頭の片隅にも残っていない彼らではあるが、とある条件がつくことによって意見は一つに集約される。
 ぽん、と頭の上に一瞬だけ置かれたロニーのてのひら。朱音はただそれだけのことに頬を紅潮させ、喜びに顔を染め上げる。星のない夜空のような漆黒の瞳には隠しきれない感情の片鱗がのぞき、彼女の神経という神経がすべて目の前の男に注がれているのが傍目にも丸分かりだ。――見えるはずのない犬の耳(しかもチワワのようなぴん、と立ったそれ)と、これ以上ないくらいの勢いで振られる犬の尻尾(しかも柴犬のようなそれ)が見える気がする。
「―――・・朱音さんは、本当にロニーさんのことが好きなんですね」
 事務所の奥へ向かって歩いていく大きな背中を追いかけて、たったひとりにだけ懐いた中型犬が飼い主の足元にまとわりついている。邪険に追い払われることすら遊びの一環であるように、惜しみない笑顔をこぼす朱音を見ながらエニスもまたやわらかく微笑んだ。その胸に、わずかな羨望を秘めながら――そんな、どことなく愁いを帯びたエニスの微笑にクリティカルヒットを決められたのは、よりによって朱音をカラスに喩えたフィーロで、彼はふいっとわずかに赤みの差した顔を背けている。そんな一連の流れを傍観者の視点で眺めていたマイザーは、ひとりくすくすと肩を揺らした。
「・・・でもなぁ、」
「? どうしたんですか、フィーロ」
「いや、たいしたことじゃねーんだけど・・・・・そうすると、ラックの奴がなぁ、」
 同時刻、ガンドールの本拠地でくしゃみを漏らした人間がいることなど、彼らに知る由はない。
「・・・そういえば言い忘れていた」
 不意に振り返ったロニーにその場にいた全員の視線が集まり―――そして彼らは等しく、幹部もただの構成員もすべて等しく同様に、一瞬で凍りついた。場の空気をまばたきをする間に支配下に置いた彼から、呼吸をすることすら憚られる圧倒的なプレッシャーが背中に圧し掛かってくる。どうしたんですかと声を絞りだすことも、鷹のように鋭い目から視線を逸らすこともできない強烈な存在感。そんな中でただひとり、ロニーの背後にいた朱音だけがいつもと変わらず、それまでのがやがやしたざわつきが突然静まり返ったことにしばらくしてようやく気付いたらしい。ひょっこりと顔を覗かせた中型犬は、不思議そうに首をかしげて飼い主を見上げた。
「この阿呆に下らないことを吹き込むのは・・・・・・・まあいい、この先は言わずともわかるだろうからな」
 ――沈黙は、ロニーが退席して30秒が経っても維持し続けられたという。
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