えー、正直なところ、海智がブログで書かれていた言葉の数々から、穴を掘って逃げ込みたい気分です。ロクなこと考えてないですから、ホント。けれど、参考になればコレ幸いにて。
新章のらくら記を書き始めるとき、一番最初に考えるのが「誰をメインにおくか」です。でもテキトーです。「あー、最近銀さん出番なかったから銀さんでいーや」とか「高杉人気あるっぽいから出しちゃえ」とか、そんなんです。それからどんな話にするのか、ぼけーっと妄想します。のらくら記はそうでもありませんが、モノノ怪は最初の妄想からどんどん転がって違う展開へなったりします。で、一番の山場?みたいのを妄想したあとは、分量を増やすべく肉付けしていきます。これは書いてるうちに転がるものも、妄想しながら書くのと色々あります。一番厄介なのが書き始めで、ぼんやり筋道を立てるべくひたすら妄想です。頭の中で人を動かして、台詞を吐かせて状況を肉付けして、それの後を追うように書き始めるのが主流です。で、調子が乗ってきたら書きながら転がします。
台詞はぼけっとしてても勝手に喋ってくれるので、気を使うのは地の文です。ただ状況を説明してるだけだと、恐ろしくツマラナイので気を使います。
「あ、雪だ・・・」
海智は空を見上げてポツリと呟いた。銀時は海智のその言葉に足を止めた。海智と同じように銀時は空を見上げる。
「ホントだな。どーりで寒ィわけだ」
銀時は空から視線を動かし、隣にいる海智を見つめながら言った。
「ホラ、さっさと帰んぞ」
銀時はそう言いながら海智の手を握る。海智の手は冷たくて、けれどとても温かかった。
これだと、面白くない上に文字数が稼げないわけです(後者が本音)
「あ、雪だ・・・」
海智は空を見上げてポツリと呟いた。銀時は海智の言葉に足を止め、つられるように視線を空へと向ける。見上げた空からは、手に触れればすぐに溶けてしまうほどの小さなカケラが、ふわりふわりと舞い落ちてくる。
「ホントだな。どーりで寒ィわけだ」
吐いた息が白く凍り、そして静かに霧散していく。刺すような寒さに鼻と耳を赤く染め、マフラーに顔をうずめて尚、海智は舞い落ちる雪を見つめている。白く輝く彼女の吐息と反対に、赤みを増していく頬に銀時は静かに苦笑した。
「ホラ、さっさと帰んぞ」
掬い取った指先は寒さに凍えていたがしかし、銀時にとって酷く温かい。冬の寒さにじんわりとほどけていく二人の体温を噛み締めて、万事屋への帰路を急いだ。
・・・・こうして文字数を稼ぐわけですね。これでもかと曖昧に曖昧を重ねながら、情景描写をします。正直グダグダです、が気を使うのは確かです。あとは台詞を喋ってるのが誰なのかわかるように、少し不自然でも名前を呼ばせるとか、あんまり台詞を連続させすぎないとかしようとしますが、上手く出来たためしがありません。銀魂キャラはすぐに暴発します。
うーん、こんな感じですかねぇ。行き当たりばったりなのがよく分かっていただけたかと思います(苦笑) 綱渡り管理人ですが、もし疑問質問ありましたら気軽にしたってください。参考になる答えになるか、甚だ不安ではありますが全身全霊で答えます。海智にもらったバトンはまた、次の機会にさせていただきますねー!
ちょ、なんか、ほんと、説明しろやって言ったみたいでごめんなさい!!
あんな所で言うんじゃなくて、ちゃんとメールとかで言うべきでしたね…
まさか説明してくださるとは思いませんでした。ほんとに、ありがとうございます。
すごいですね。俺が書くときっと最初の文章になりますよ 笑
とにもかくにも、丁寧な説明ありがとうございました!!
また、質問等々ありましたら、今度はちゃんとメールで尋ねさせていただきます。
あと、ブログ見てくださってありがとうございます!!