・・・・・・孫権だったなんて、全然気がつかなかった・・せめて姜維と言って。彩斗です、いい加減瑞希に狂っています。クリアする順番を間違えた気がしてなりません、他ルートすすむと瑞希がしゃべらないのが寂しくてたまらないっていう。私はおいしいものは最後に食べるタイプなので、とりあえず絶対やりたかったよっち・・・キヨをやったらあとはファーストインプレッションで食指があんまり動かなかった順番にやってこうかと考えたんですが、いやー・・我ながら自分の第一印象に対する信用の置けなさに乾いた笑いが漏れるばかりです。・・なんでだろう、やっぱりかなり早い段階から先生大好きオーラをダダ漏れさせてたからでしょうか、もはや私には構ってもらいたがりのゴールデンレトリーバーにしか見えません、・・だがしかし恋愛値高い状態でのあのアクセサリーはいくらなんでもひどかったと思う。そんなこんなで、キヨユリに引き続き折りたたみでミズユリです、甘甘です、ゲロ甘です。「ああこの管理人、一応こんなの書けたんだ」 って感じの出来になりました、予想通りキヨの比にならないほど思考がお花畑です。ぜったいこんなのゆめしょーせつじゃ書けヌェ← ・・ということはあれか、サイトが全体的に甘くないのはやっぱヒロインが原因ですかそうですか。全力で糖分過多ですが、ウイルスにかまけて最近ずっとサイト更新されてないし、時間あるし、という方はチラリと覗いていっていただけると嬉しいです。そしてみんなビタミン中毒になってしまえばいい←
ユキ様へ
>> はじめまして、ご感想ありがとうございますー! 自己満足の塊のようなカラフルですが、楽しんでいただけているようでとても嬉しいです。最近はウイルスの騒動があって更新が滞っていましたが、現在進行形でカラフルを書き綴っています。「少し首をめぐらせれば、そこにいるかもしれないマイスターズ」 を目標に、ありふれた日常をただあるがまま、けれどそう話を綴る中で 当たり前の日常 を大切に思える小さなきっかけになればいいと考えつつ、これからも頑張っていくつもりです。応援のことばにこたえられるよう精進を重ねていきますので、どうぞ末永くよろしくお願いします! //
ということで、続きで瑞希×南センセのCPもの。書いた私がビックリするくらい甘甘です、てゆーかこれで甘くないって言われたら私もうこの先何にも信じられません← イメージ的には12章後、パーフェクトEDギリ前ですが別にタイミングはそこに限定されない感じです、ただまぁ完全にデキてるという点ではネタバレになるかもしれません。本館のゆめしょーせつとしては永遠に上がることのないであろう雰囲気だと思います、ええ、もうその辺諦めました。よろしければご一読ください、そしてご感想などいただけると調子に乗ります←
―――ああ、なんて幸せなんだろう。
大袈裟でも無理やりでもなんでもなく、斑目瑞希はそう心の中で呟いて切れ長の目をとろりと細めた。開け放った窓から差し込む柔らかな春光、風におどる白いカーテン、枕元に丸くなる彼の親友と――傍らの温もり。「こんなにいい天気なんだもの、外に行かなきゃ勿体ないわ!」 そう息巻く悠里を半ば強引に繋ぎとめ、薄い肌掛けの上から子どもをあやすようにトン、トン、と一定のリズムを刻んでやれば、彼女はストンと眠りに落ちた。瑞希ですら、そのあまりの寝つきのよさには目を見張ったほどである。くぅくぅと可愛らしい寝息を立てる悠里を間近に見下ろして、彼はとろけるような微笑みを見せた。
―――ああ、なんてしあわせなんだろう。
悠里と出会って、言葉を交わして、瑞希は陽だまりにいることの心地よさを知った。『南悠里』 という陽だまりを知って、それに初めて触れて、恐る恐る足を踏み出してみたらもう逃げられなくなってしまった。僕はもう、ここでしか生きていられない・・・・それを理解したのがいつのことだったのか、瑞希にはわからない。何月何日にいつどこで何の話をしたのか、彼の頭は彼の意思とは無関係にそれらすべてを記憶に留めてしまうが、その記憶をどこまで遡ってもはっきりとしたものはわからなかった。校長のハゲオヤジから自分を守ろうとしてくれたときからかもしれない、一緒にワルツを踊ったときからかもしれない、文化祭の一件からかもしれない・・それとも初めて会ったそのときから、――ううん、僕らが出会うずっと前から。
傍にいて欲しいと想えるただ一人がいて、その人の傍にいられることがどんなに素晴らしいことなのか、瑞希は痛いほど理解している。好きだと想う人がいて、そのひとに好きになってもらうことがどれだけ幸せで、温かくて、心を震わせるものなのか。触れたい、と――心臓を締め付ける切ない痛みがそのくせ、どんなに優しく甘いものなのか。ぬるま湯のような羊水のなかで、目を閉じ耳を塞ぎ口をつぐんでひっそりと眠り続けていた瑞希を見つけ出し、それらを酸素のように与えられれば逃れる術などありえない。酸素なしでは、生きていけない。
視界の端で、白いカーテンがおおきく舞った。窓から忍び込んでくる風は確かに春の色を纏っていたが、まだまだひんやりとした冷たさも孕んでいる。・・悠里、寒くない、かな。ふと思い至った心配に眉根を寄せた瑞希の前で、ふるりと肩を震わせた彼女は子猫のようにきゅっと体を丸めた。眉間に薄い皺を刻んだ悠里がむず痒そうな顔で首をすくめる。
「・・・・・・・・・・・・、っ」
反射的に伸ばしてしまった手を、瑞希は彼女の体に触れる寸前で弾かれるように引っ込めた。自分の手や体が普通の人より冷たいことはよくよく理解している、現に悠里と手を繋いだとき、体温を分けてもらうのはいつも自分のほうだ。・・・・・僕は、悠里から奪うばっかりだ。僕じゃ・・だめ、だ。行き場を失い、宙に浮いた手で瑞希はゆるくこぶしを握る、胸の奥で生まれた痛みが全身を伝って息が詰まった。薄く開けた唇の隙間からそろそろと吐息を漏らし、瑞希は胸の辺りに留まっていた肌掛けをそっと持ち上げて悠里の小さな肩までを包み込む。ただ一心に、彼女の夢がしあわせであることを願いながら。
「ん・・・、みずき、くん・・?」
ふるっと震えたまぶたの隙間からのぞく焦がれて止まない瞳。今でも桜色の唇がやわらかく自分の名前を紡ぐたび、全身に甘い痛みがはしることを知ったら、貴女は顔を真っ赤にして恥ずかしそうに俯くのだろうか。
「・・・・・・・・さむ、い?」
言葉尻が震える、瑞希は声ににじんだ足が竦むような恐怖を隠すためにふっつりと唇を結んだ。まどろみから覚醒しきっていない悠里の瞳はとろんとして今にもとろけてしまいそうだ、ゆっくりと時間をかけて繰り返されるまばたきがどうしようもなく愛おしくて、なんだか泣きたくなってくる。熟れた桃のようにふくふくした頬に触れたい、ミルクティー色のやわらかな髪を撫でて、その小さな肩を抱き寄せたい―――洪水のように溢れる気持ちに溺れて呼吸すらままならない。痛くて、苦しくて、たまらない・・!
「・・・・うん。ちょっと肌寒い・・かな」
『ごめんね、僕のせいで――』 瑞希がそう言葉を降らせるより早く、悠里は彼の胸に額をすり寄せた。
「―――・・でも、瑞希くんがいるから・・・・あったかい」
すべやかな頬に触れ、やわらかな髪を梳き、華奢な肩に両腕を回して瑞希は彼女をそっと抱き寄せる。悠里の頭のてっぺんに自身のあごの下をぴとりとくっつけ、肌掛けのなかで足を絡めて。
「・・・・・・僕も、悠里がいるから・・・あったかい」
「ふふっ、本当? ・・離したくなくなっちゃうくらい?」
くすくすと楽しげに笑う悠里の声。・・きっと彼女は冗談とか、こんな僕をからかうつもりでそんなセリフを口にしたのだろう・・・・・ねぇ 『先生』? 墓穴、って言葉・・知ってる? 据え膳食わぬは男の恥、満願全席いただきます。こんなチャンスを、僕が見逃すはず・・ないでしょ?
「うん・・もう、絶対離さない。」
真っ赤になって押し黙ってしまった悠里のあたまのてっぺんにキスをして、瑞希はこれからのことを考える。このままずっと二人きりでお昼寝をしているのもいいけれど、外に行こうとはりきっていた悠里の希望をかなえてあげられないのは嫌だ。手を繋いで外を歩いて、彼女は僕のものなんだと宣言して回るのも悪くない。――据え膳を丁重にいただきますするのに、春の夜は十分長くて、優しいのだから。
・・・・・ほら、だから言ったじゃない。ゲロ甘だって。デレデレに甘くなるだろうなと覚悟して書き始めましたが、やはりその予想は裏切らず、というか自分でも砂吐きそうなくらい甘ったるい言葉がツラツラ飛び出てきて、途中で(『――ううん、僕らが出会うずっと前から。』 ぐらい)で理性という名のリミッター弾け飛びました。もうこうなったら全力をかけて甘ったるくしてやろうみたいな、私がどうこうする前に瑞希とセンセの言動が甘ったるくて手出しできませんでした。・・・・瑞希が好きです、ナチュラルに狼な瑞希が好きです。予想外の攻め気質、ごっそさんでした←
・・・・・・あ!ゴーストライター!
数記事前から一体何の話をしてるのかわからず首を傾げてたけどあまりに甘い甘い言うからついつい読んじゃいました。
私の知る彩斗さんじゃありませんね。わかります。
西のどこかにおわすヒロインでこの甘さが出たらびっくりしてストパーがかかるかもしれない。でも若旦那ならいけるんじゃね?(懐かしい人来た/笑)
なんか更新できないとモリモリ書きたくなるよね……私も真似して名前変換なし話書いてみてたりします。
あ、それから関西インフル収束宣言おめでとうございました。
ゴーストライターとか人聞きの悪いこというなっ!
ちゃんと自分で書いたわ、自分で自分に鳥肌立てながら書いたわ!
でもこれで、彩斗本人はゲロ甘の書こうと思えば書ける奴だってことがわかってくれたかと思います。
問題は登場人物たちにあるんだってことをご理解いただいたかと思います、ええ。
・・・・悪いの私じゃないもん、違うもん。
いやー 「乙女ゲー」 というだけあって全力でキュンキュンさせてきやがります。
今時のゲームって、せいゆーって怖いですね。